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世界遺産の八幡製鐵所の歴史「くろがね羊羹」は北九州の味 | 食べりぃ

世界遺産の八幡製鐵所の歴史「くろがね羊羹」は北九州の味 | 食べりぃ

福岡・北九州で愛され続けている羊羹「くろがね羊羹」。北九州市内であれば、どこのスーパーでも販売されているほど超メジャーな和菓子です。

今年は八幡製鐵所が世界遺産に登録されたということもあるので、くろがね羊羹を知っている人も知らない人にも食べてもらえればなぁーと、今回は改めて紹介したいと思います。

北九州八幡の銘菓、「くろがね羊羹」の実食レビューです。

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世界遺産に登録された八幡製鐵所

あしや砂像展2015-13

2015年、明治日本の産業革命遺産として官営八幡製鐵所(やはたせいてつしょ)が世界遺産に登録されたことはご存知ですか?

ご存知ない方はこちらをご参考まで。

福岡県をはじめとする九州各地の明治日本の産業革命遺産群が世界遺産登録されたということで、2015年の「あしや砂像展」も産業革命がテーマになっていました。

北九州市に世界遺産があるなんて、地元民としては誇らしく思うと同時にちょっとビックリです。

まぁ、そんなわけで(どんなわけで?)紹介する「くろがね羊羹」なのですが、 で、その世界遺産と「くろがね羊かん」が何の関係があるの?って疑問に思っている方もいると思います。

くろがね羊羹1

実は、「くろがね羊羹」は、その八幡製鐵所で働く従業員の栄養補給のために作られた羊かんで、大正年間に生まれた歴史あるお菓子なのです。

甘いんだよ、くろがね羊羹!

八幡製鐵所のイラストが施された包装紙。先述した理由もあり、「世界文化遺産登録」のマークも入っています。

くろがね羊羹2

原材料は、砂糖、生餡(小豆、赤いんげん)、水飴、寒天。シンプルですね。

くろがね羊羹3

サイズは、長さが約13センチ、重さは160g。作業服の胸ポケットに入るサイズで、作業の合間にポケットから取り出して羊羹をかじっていた製鉄マンもいたそうです。

開けてみると、よく煉られたツルンとしたなめらかな表面。

くろがね羊羹4

ひとくち食べてみると「あー、これが練り羊羹だよ」と、しみじみ感じることができるほど、ねっとりとした食感。肝心のお味は…

くろがね羊羹7

「甘い!」

もちろん嫌な甘さというわけではないのですよ。私は甘いもの好きだから全然問題ありません。ただ、とらやの羊羹のような上品な甘さの羊かんに慣れている方にとっては「けっこう甘い」かもしれません。

よく汗をかく労働者の疲労回復、癒やしのために、あえて甘さを強めに出しているようです。

くろがね羊羹6

でも、原材料を見てもわかるように余計なものが入っていない「くろがね羊羹」。甘いけど飽きのこない味なので、またきっと食べたくなる羊羹だと思います。

ちなみに私は1本を半分にカットしてこのまま食べました。なんて豪快な!

くろがね羊羹5

でも普通の人だったら半分も食べたら口の中が甘々になってしまって大変なことになると思うので、上品に切ってから召し上がってくださいね。

くろがね羊羹と一緒に語るべき「くろがね堅パン(かたぱん)」については、また次回…。

「くろがね羊羹」のお取り寄せ・購入方法

くろがね羊羹は、北九州市内のスーパーなどで購入可能なほか、通販サイトからのお取り寄せも可能です。

賞味期限は常温保存で約8ヶ月。

くろがね羊羹には、「銘菓くろがね羊羹」「小倉くろがね羊羹」「抹茶くろがね羊羹」「柚子くろがね羊羹」の4つの味があります。

賞味期限も長いので、保存食・非常食としてストックしておくのもおすすめですよ。

 スピナ「くろがね羊羹」をお取り寄せ!

「くろがね羊羹」の会社情報

 株式会社スピナ
 スピナ

(2015/12/6作成)

※掲載している内容は記事公開時点、または取材時点のものです。変更になっている場合もありますので、お店に行かれたりお取り寄せをされたりする際は最新情報を事前にご確認ください。また、商品に関するお問い合わせはお店にお願いいたします。

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