「空也もなか」は予約必須!日持ちもするもらって嬉しい絶品手土産 | 食べりぃ
もらって嬉しい手土産として必ずと言っていいほど名前が挙がる超有名なお菓子「空也もなか(くうやもなか)」。
通販もしていないのでお取り寄せもできない。銀座の本店に行っても予約をしていないとほぼ買うことができない幻のような和菓子。
東京の代表的な手土産のひとつ、東京土産で渡すと必ず喜ばれる最中、空也「空也もなか」の実食レビューです。
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予約なしでは買うのが難しい空也もなか
銀座の名店、空也の開店時間は朝10時。
予約はしていなかったのですが、朝一だったら買えるんじゃないか、
そんな浅はかな期待を胸にフラッと銀座6丁目のお店に行ってみました。
時間は朝の9時55分。開店時間前に到着です。
空也のシャッターの前にはすでに5人のお客様。
「これなら買えるかも」と、この時は期待を胸に開店を待っていました。
でも、ふとお店玄関の横を見ると「本日のもなか全て売切れました」の貼り紙が。
まじかっ!と思いつつも、念のため店内に入ってお尋ねすると「申し訳ございません」と。
ということで、改めて予約をし、別の日に出直すことにしました。
並んでいたお客さん、予約しているのに並んでいるんですね。
朝一でどこかに持っていく予定でもあるのかしら?と思ってしまいました。
いろんな雑誌やガイドブック、口コミなんかを見ても「予約が望ましい」とは書いてあるものの、「完全予約制」とは書かれていないため油断しておりました。
たまに何個か当日販売分があることもあるようですが、確実に手に入れたいなら予約は必須のようです。
あー、油断していた自分が情けない…
予約して手に入れた空也もなか
こうしてようやく手に入れた空也もなか。
自宅用なのでビニール袋で渡されます。
帰ってくるまでにクシャクシャになっちゃったけど、白地に空也もなかの形「ひょうたん」が描かれています。
進物用で予約していれば、紙の手提げ袋に入れてくれます。
自宅用でも箱の包装はキチンとしたもの。
10個入りですが、想像していたよりも小さな箱でちょっとビックリ。
空也もなかの賞味期限(消費期限ですね)は約1週間。
これは7月11日に購入したものです。
保存料などを使っていない生菓子なのに意外と長いですよね。
歴史ある「空也もなか」
明治17年(1884年)に上野池之端で開業した「空也」。
戦災に遭い、昭和24年(1949年)に現在の銀座6丁目並木通りに移転。
屋号は、初代が関東空也衆のお一人で、そのお仲間の援助で「最中」を主として菓子店を始めたことから、空也念仏にちなんで「空也(くうや)」としたのだそうです。
包みを開けると、何とも香ばしい香りが漂います。
空也もなかは、空也念仏が鉢や瓢箪、鉦(かね)などを叩きながら念仏を唱えて踊り歩くのに因んで瓢箪(ひょうたん)の形になっているのだとか。
それにしても、本当に良い香りー!
自宅用に詰めていただいた箱を開けると、2つずつ重ねた状態でひょうたん型の空也もなかが整列しています。
空也もなかの特徴でもある焦がし皮。
初期の頃は焦がし皮ではなかったのだそうですが、初代が友人の九代目団十郎を訪ねた時、最中を火鉢でさっと炙って出してくれたのだそう。
その炙った最中がとても香ばしくて美味しかったので、そこにヒントを得て、焦がした皮の最中を売り出したとのこと。
それ以降、この焦し皮の最中が評判となって、今に至るそうです。
空也もなかは、本当に香ばしくていい香りなんです。
空也もなかは絶対喜ばれる手土産の大定番!
指でちょんと摘めるサイズの空也もなか。
上品な方でも、ふた口で食べてしまえる大きさです。
香ばしい焦し皮に、小豆とお砂糖を丁寧に煮込んだ「つぶし餡」。
パクッと食べると、やはり最中の皮の香ばしさがかなり印象的。
鼻にふわーっと香りが抜けていきます。
ふた口ほどのサイズですが、存在感はバツグン。
程よい甘さの粒餡と何とも香ばしくて思わず二度見してしまった焦し皮。
またすぐに食べたくなり、二つ目に手が伸びてしまいます。
自宅用箱に入った空也もなかは10個入りで1030円。
この美味しさで1個あたりの価格が約100円。
これは二度、三度と買いたくなるのも頷けます。
手頃な価格なので手土産にも使いやすいですよね。
「銀座でしか買えない最中」という希少性もちょっぴり誇らしい?
予約しないとまず買えませんが、そのことを知っている方へのお土産だと、なお一層喜んでいただけると思います。
買ったその日に食べると、焦がし皮のパリッと感が楽しめます。
2日目、3日目と日を追うごとに、皮と餡が馴染んでいき、しっとりとした食感も楽しむことができます。
「しっとり」と言っても、湿気てしまうわけではなく、「馴染んだ」という感覚です。
しかも最中の皮のあるある、歯にくっつく感じ、アレもありません。
空也もなかは作りたてももちろん美味しいのですが、少し置いた方がより美味しく感じられるかも。
火入れが完璧なつぶし餡なので、保存料などを一切使っていなくても常温で1週間は日持ちします。
でも、乾燥してしまうと餡が硬くなってしまうので、箱ごとビニール袋に入れて置いておくのが良いようです。
不便だからこそ変わらない。空也もなか
空也もなかは1週間も日持ちするのに地方発送はしていません。
もちろん通販サイトもないのでお取り寄せもできません。(高額な販売代行はあるようですが…)
どこにも卸していないので、銀座の本店でしか買えません。
毎日作る量も限られているので、予約がないとなかなか手に入れることもできません。
空也ではクレジットカードも使えません…。
この便利な世の中で、ちょっぴり不便な空也。
でも、その不便さが、何故か愛おしさを増幅させてくれる、また必ず食べたいと思わせてくれる、そんなお店なのです。
超有名な和菓子の老舗にも関わらず、手を抜かない菓子づくりと傲ることのない丁寧な接客。そんな実直さがお菓子の味からも伝わってきます。
空也もなかの人気の理由は希少性や手頃な価格だけでなく、本物の美味しさにあるということがしみじみ感じられます。
事前の予約が必須の「空也もなか」。
銀座にお出かけする日が決まったら、まずは予約をして確実に手に入れてくださいね。
空也のお店情報
空也(くうや)
東京都中央区銀座6-7-19
03-3571-3304
10:00~17:00(土曜日は16:00まで)
定休日は日曜・祝日
駐車場なし
空也
空也 (くうや) - 銀座/和菓子 [食べログ]
※ 2015年7月28日に「おめざファンお取り寄せブログ」にアップしたエントリー『予約必須!「空也もなか」は連日売り切れ納得のおいしさ!』を再編集しました。
(2016/05/20作成)
※掲載している内容は記事公開時点、または取材時点のものです。変更になっている場合もありますので、お店に行かれたりお取り寄せをされたりする際は最新情報を事前にご確認ください。また、商品に関するお問い合わせはお店にお願いいたします。
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